
新築住宅の着工数が過去最低となりました。
注文住宅の1戸当たり工事費2919万円、更に土地価格の上昇もあり、ボリュームゾーンの子育て世代のマイホーム取得が難しい時代となりました。土地+建物で4000万円を超える取得価格はさすがに厳しい・・・2024年は、工務店の廃業ラッシュが始まりそう
太陽光でおトク!というビジネスもいろいろあるようです

10年間、発電した電気を一括で買い取り
77万円(太陽光パネル出力5kWの場合)2023年FIT前提条件

10年後は、月額利用料が不要

住宅への太陽光設置前であれば、どの住宅販売会社でも、どの太陽光メーカーでもOKとのこと
本当におトクなのだろうか?


一括買取価格770,000円(10年間)
月額利用料6,490円✕12ヶ月=77,880円
77,880✕10年間=778,800円

一括買取価格:770,000円<利用料:778,800円
え!?売電収入を先取りで貰えるというサービスのようです。

ちなみに、ご自身で太陽光を購入設置しているので、
日中に自家消費して、余剰電力の売電をした場合はどうなるの?
1kWあたり発電係数を930kWとして試算
太陽光発電システム5kW✕930kW=4,650kW(年間発電量)

日中の電気を自家消費150kWh/月とした場合
1年間で1,800kWh✕44.46円(電力単価)=80,028円

余剰電力の売電収入(16円✕3,150kW)50,400円(2023年度)
50,400円✕10年間=504,000円

太陽光の初期設備費用⇒1,312,500円
-504,000円(売電収入)10年
-800,280円(自家消費電力)10年
=▲8,220円

計算上は、ほぼ太陽光を設置した費用は10年で回収できるが
太陽光設置すると儲かるという話にはならない。
ご自身で設備のメンテナンスもしないといけない。
ZEH住宅の普及が進む今
無料設置の太陽光、PPAサービスで屋根を貸したほうが、設置費用も掛からないし、電気代も安くなるし、災害時のトラブル対応も補償されるので安心ではないでしょうか?

普通の会社員が手の届かない価格となってしまった新築マイホーム
建築大不況がいよいよ始まります
高齢化社会で空き家が増える今、そこそこ資金のある人はリノベーションでマイホームを手に入れる!
平均的な収入の人は、中古住宅を購入、間取りの変更などしないでリフォームしてマイホームとする機会は多くなり
もともと、新築を購入できない層をターゲットにしていた買い取り再販ビジネスが絶好調に今後は、間違いなくなるでしょう!
30年間、世帯収入が増えていない日本
しかし、高くても売れるから値上げする
土地価格の上昇は不動産会社、資材価格の高騰は、建築資材メーカー、そして住宅を建築するハウスメーカー、工務店がある意味で自ら首を締めた結果だと思う。